world mafia championship

22nd 5月 2015, author: Shinji Maeda

この作品は2015年当時<山口組>が世界で最も大きな反社会的組織であるという事実を確認した上で、それならと反社会的組織でありながら一定の価値観において社会に貢献しており、なおかつ暴対法によって生きにくくなっている昨今でも、威厳を落とさぬようブランドを保持し続ける山口組に、意味は違えど社会に対峙するアーティストが威厳性を形にして世界に発信するという目論みで制作した作品である。
この作品は現在アメリカのコレクターの手に渡っており、こちらの意図としてはうまく処理できたのだが、この作品から数年後山口組は2つに分裂し、さらには3つに分裂し、同じ紋章での活動でありながら、意味合いが変わり塊としても存在感が希薄になりつつある。
とても身勝手な意見だが、この作品を作った手前そして海外に発信してしまった手前、山口組には体制には牙を剥くが、近所のみならず、地域住人には優しい必要悪の権化であってほしい。
暴力の矛先を、狭い国内のつばぜり合いに留めず、日本を守る私設防衛軍として機能していただければ、これほど心強いものもないような気がする。