ニューヨークやベルリンで圧倒的な落書きの巣窟を眺めたことがある。それらは昔の甲子園のツタみたく建物を覆い尽くし、体積を増した様な威圧感を与えていた。誰かの自己主張の上に幾重にも主張を重ね、傍若無人にク…
super economical mascot / S E M
駆除され剥製にされた鹿の頭をかぶり、コロナ初期に勢いで買った防護服を着て、ゴミ袋の風船を持つ。 そんなマスコットを世に放ってみる。 中身は、ケモノ臭く、ゴム臭い。ただ、外見はそれとなく滑稽で、子供たち…
「切れかけ」という言葉が照明には使われなくなりそうだ。LEDには「かけ」の部分が無いように思う。あったとしても、そこまでの時間が非常に長い。まだ、切れかけが日常の風景と認識されている内に、盛大に切れか…
時代の変化や価値観の変化によって人間の賑わいを失っても問題ない。それこそ最適な環境だと新たな賑わいを生む生物はそこかしこにいる。そういう者たちに、引っ越して来てもらえば賑わいは保たれる。暖かく日当たり…
禁止看板やバリケードは、街を見渡せば至る所にあって枚挙に遑がない。ただ、そのどれもが「禁止」という結論を訴えるのみで、何に対して禁止なのかは理解はできるが、どのような気持ちや感覚でこの言葉を発している…
https://www.youtube.com/watch?v=31hDCZtE8qw
ハズレ馬券と舟券と車券で買える土地の面積。(写真参照) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー11/4 及び 11/8に 36100枚追加しました。追加された金額は¥40,975100です…
街中で頻繁に見かける偶像を、実社会で利用できるものに変化させてみた上で、経年とともに自然と人間の手によって風化してしまった様に仕上げることで、新しい馴染みの風景になったという物語の断片。
靴はそもそも単数で呼ばれることのない代物です。特別な条件がない限り足は2本あるからです。ではその先、例えばshoesesという靴を更に複数形にした造語を作成し、そのものがどのような状態で存在するのかを…
ソーラー付き電卓が発売されて約40年が経った今、各家庭に1個以上配布されきった電卓は、昨今のスマートフォン事情に押され一般家庭で使用される頻度は皆無に等しいかも知れません。今や台所脇の水屋の抽斗に押し…
ドイツ製のプライヤーと日本製のプライヤーの半分と半分を合わせて1本のプライヤーを作り使用する作品。
この作品は2015年当時<山口組>が世界で最も大きな反社会的組織であるという事実を確認した上で、それならと反社会的組織でありながら一定の価値観において社会に貢献しており、なおかつ暴対法によって生きにく…
この作品は、英国のブランドcooper bikesとのコラボレーションです。cooper bikesの主力商品との兼ね合いでしたので、コンセプトの主幹は、駐輪という所に落ち着かせてみました。だったら、…
これは、オーケストラベルという楽器がモチーフになった作品です。よく、NHKのど自慢で審査に使われている楽器です。その楽器の音源部に、僕はジルカロイ4という素材を使用しました。ジルカロイ4とは、原子力発…
市販のドキンちゃんのぬり絵を使用して、20代前半にさしかかった面倒臭い女のドキンちゃんぬり絵にやり変えた作品。
BEAMER2012wood(pine), urethane paint, audio speaker unit(BOSE)1400×900×850 (mm) -Fiction-In the 1920…
この作品は、German Suplex Airlinesという航空会社を設立するきっかけになった作品です。そもそも、この作品は、日本、ドイツ交流150周年記念の展示会で発表するだけのために製作しました…
カウンタックという標本を元に、一番興奮する状態を体験できる設備を作ろうと考えています。テーマは死にに行く道具とでも言いましょうか、カウンタックという誰もが憧れる形をしたものに乗って散り行くという死に方…